老人の主張23
               G4(?)もあるでよ

                            
        ななえせいじ
 
                                         
 広島G7サミットの意義は平和という世界共通の願いを共有出来たことでしょう。時あたかもウ・ロ戦争中とあってロシアに対して核使用の抑止力になった。しかし終わってみれば日本の存在はそれほどでもなかった。疾風のようにきて疾風のように去っていったウクライナのゼレンスキー大統領。エネルギッシュで命がけの行動力・発言力に感心した。それに比べて我が国の存在感はそれほどでもなかった。原爆資料館にすべてを代弁させてしまって日本らしい強いメッセージが出たわけでもない。もともと岸田さんの言葉に迫力がなく淡々とルーチンで仕事をこなすタイプ。
 正直言ってそろそろ自民党政権を終わりにしてもらいたいというのがG4の共通の願いだ。岸田政権の支持率が一時的に上がったかもしれないが記憶合金さながらすぐに戻ってしまいますよ。
 長野の殺傷事件をどう思いますか。
 この事件、今の世の中を端的に表現しております。父親はこの地区の名士。事件の犯人は30代の若者で無口で協調性がなかったらしい。甘いも酸いも分かっているG4はこういう人間を厳しくみます。人を殺めた罪は許されませんが一億中流社会の良き時代、ともすれば家庭のしつけとかはおざなりにしてきました。皆が勝ち組になれた時代は終わったのです。代わりに思いやりとか優しさとか人間の内面に意義を見出すようになりました。
 家庭のしつけがおざなりにしてきたであろう典型的な事例が総理の息子の無茶振る舞いです。あの公私混同を厳重注意のみで済ませてしまう総理の感覚は国民の感覚から大きくずれているのでは? G4は呆れています。政権交代もありうるとみております。
※G4・・・日本で一番小さい世論調査をしている私達同級生ジイ4人組のことです
 ではどの政権がいいのですか。
 維新の馬場党首は次の選挙で立憲幹部の選挙区に対向馬を立てようというのです。意欲は認めますがこの感覚は危うい。そんなに慌てなくてもじっくり時間をかけて党員の教育から始めましょうよ。他党の地盤に手を突っ込まずとも「高校まで授業料無償化」というようなインパクトある公約で戦いましょうよ。
 コロナ接種5回目について。
 コロナは5月8日から第5類に移行したことにより人々の動きがかなり開放的になってきました。さっそく接種券が送られてきましたので先ごろ5回目の接種を受けました。本日女房も接種しました。お互いに少し腕が痛いくらいで発熱もありません。費用は行政の負担ですから年寄りは挙って行きます。行政に感謝。


                 
2023年5月27日
生々文庫目次に戻る
最初のページに戻る