老人の主張26
             最大多数の幸福は社会が求めるごもっとも性

                            
        ななえせいじ
 
                                         
 政党は支持率の動向が気になります。ある野党代表の求心力が落ちているらしい。実は前からインパクトが効いたコメントが欲しいと思っておりました。党首ならば右派も左派もなく国を良くしたいとした大義が必要です。シンプルでいいから国民の心にグサッと刺さるコメントが欲しい。さすれば党はまとまります。この党にいればやりがいがあると言える魅力が欲しい。そこで望むのはスター性のある有能な人材の出現であります。(すいません勝手言いまして)
 子供手当をどう思いますか。
 児童手当ともいうらしい。子育てに縁のない所帯にはよくわかりませんが少子化対策が根底にあるのでしたら家庭手当とか家族手当とした方が分かりやすい。そもそも一人いくらというような手当の算出ではあまり感心しません。これでは真の少子化対策になりますまい。父と母と子で構成されるのが家族。シングルマザーの家庭だって確かに家族であります。しかし古い奴だとお思いでしょうが国の真意はそこではないでしょう。だからってシングルマザー家庭も無下にできません。ここは整理して別の方法で救ったらいいのではなかろうか。事情があって恵まれない家庭は存在します。シングルマザー家庭もそう。こういう家庭が増えつつあるという社会環境が少子化につながっているのです。と年寄りは思います。国民の多くが明るい家庭が築けるようにするのが政治の仕事と思うのです。どうもこのあたりに不安な要素がありそうです。社会全体が落ち込んでいくような雰囲気なのです。
 子供が邪魔になって殺してしまったという痛ましい事件が相次ぎました。子宝に恵まれてとか子はカスガイといった昔から言われてきた格言でさえ空言としか受け取られていないようです。今こそ子供を不幸な環境から救う手立てを政治は考える時です。手当を出したからそれでお仕舞じゃありません。社会環境整備の方が先でありそれが政治の仕事というものじゃありませんか。国民の要求は同情するなら金をくれというような方向に固執していません。国民は温かい社会、明るい社会を望んでいます。子供手当はそういう社会への導火線なのであります。さすれば子供手当は有効活用されます。そうなってこそ子供手当。
 よって投票権者の国民の責任は極めて重い。有権者よボーッと生きてんじゃないよ。本日はここまで。

                 
2023年7月2日
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